
![]()
セイタカアワダチソウは私が学生の頃北米から入ってきた帰化植物である。
経済成長とともに日本の河原や空き地を席巻していた彼等だが、
近年見る影もなく衰退している。
当時はススキが全滅させられるとか、
花粉が花粉症や喘息の原因にもなると言うことで、
かなり話題になって駆除されたが、
それ以上に繁殖力が強く、
瞬く間に国内(特に西日本と関東まで)の河原と空き地が占領されてしまった。
調べてみるとアレロパシーという作用を持っていて、
他の競合する植物の成長を抑制し、
自分たちだけが勢いを伸ばすような能力を持っているという。
そのために一瞬で河原のススキたちが絶滅させられた訳である。
実はそれから40年後の現在ではどうなったかと言うと、
セイタカアワダチソウの方が衰退した。
それは自分たち以外の植物がいなくなって滅ぼす相手がいなくなり、
自身のアレロパシーで死んでいったのだ。
一時はススキが居場所を無くしていたが、
最近ではきちんと盛り返し、
彼等と一部では共存している。
あれだけ大きかったセイタカアワダチソウも最近では、
1m程度。
私は研究者ではないので確たる事はわからないが、
現在のセイタカアワダチソウはアレロパシーの能力をほとんど持っていないか、
持っていても変異してしまったと思われる。
我が国に帰化すると国情にあわせて譲り合い、
助け合って共生の術を身につけるのかも知れない。
そう考える方が楽しい。
古来、樹には神が宿るとされ、
特にその集落でもっとも大きな樹が神木として祀られてきた。
福津のこの樹の由来はまだ調べていないので想像の域を出ないが、
おそらく大切に見守られてきたに違いない。
2本の樹は親子ではないだろうか。
左側の幹の方が大きく古いように見えるので親だろう。
ツタや宿り木などまとって生命力を奪われているが、
むしろ大きな包容力を見せて立っているようで逞しい。







サイトトップへ