
妖精のランプ Lamp
連休中、好々爺の振りをして孫たちを近所の公園へ連れて行った。 ひとりは広場に出ると子犬のように走り回り、どこからエネルギーが湧いてくるのか止まる事がなかった。
もう一人はこれが全く正反対で、じっと風上を向き青く高い空を見上げていた。その彼はまだ1歳になったばかり。普段は家の中で、自分の背丈より下の景色ばかり眺めて暮らしている。
背丈6cmほどの野草。名前を是非調べてやろう。昼の陽を浴びて小さな光を灯していた。
誰も見ぬ 花弁の色や 空の蒼この野草の名前がわかった。熊本の知人が植物図鑑を調べて下さった結果である。ニワゼキショウ(庭石菖)と呼ばれる。アヤメ科多年草で、アメリカ原産らしい。教えていただいた図鑑によれば、明治20年頃渡ってきて以来野生化したとの事。花は、花びらが6枚に見えるが、内3枚は同じ色のガクであるらしい。朝咲いて、夕方には閉じ1日しか咲かない花だという。
見つけていただいた知人によれば、写真版の図鑑ではわかりにくかったらしい。件の図鑑は手書きの細密画、原色野外観察図鑑の春の野外植物号。
絵の方が、写真よりもこの部分を判断基準として見てくれと言いやすい(知人)のである。
写真屋としては、もって瞑すべき、とする。






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