Nature 1 of Spelt with Camera

Nature:自然

自然はその姿を、見る人の生きてきた背景に応じて写し出してくれる。
と言うより、人は自然に対し、自分の選択してきた人生のあり方を投射したがるものだと言えるのではないか。
言い換えれば、人は自分の見たいものしか見えない のではないか。

犬鳴峠

博多の東、筑豊との境に、犬鳴峠はある。
標高500~600mであるが、勾配がきつく、山は深い。昔そこに住んでいた漁師と、その猟犬にまつわる悲しい物語が犬鳴(いんなき)の由来とされている。その峠を集水域として、西には久山を通り博多へ向かって猪野川が、東へは犬鳴川が発している。
犬鳴川は、福岡県の大河遠賀川水系の九つある支流の一つで、全長20Kmほどの小さな川である。15年ほど前、犬鳴川の源流にダムが造られ、もともと水量も多くなかった川であったが、以後一層水嵩が減ってしまった。それでも、川の中流域には温泉が湧き、博多の奥座敷と言う触れ込みで、旅館が数件営まれている。小さなその川は、人々の生活を支え、同時に、流域に生息する様々な生き物の、命をも育んで流れている。

私は、そこへカワセミを追って通い始め、ある時からヤマセミに出会うようになった。流量の少ないこの川が、比較的体の大きなヤマセミ達をうまく養えるのかどうか、気がかりなところである。
撮影に行ったこの日、急に雲が湧き出し雷とともに大粒の雨が落ちてきた。
空は人の手が入りにくい、自然の聖域のひとつとなった。

ヤマセミの 居ぬ間にウグイ 大欠伸ヤマセミの 居ぬ間にウグイ 大欠伸

この淵は犬鳴き川のかなり上流で人目につきにくい場所にある。好んでヤマセミが来て採餌する。彼が木の枝から水中を眺めている時には一種緊張感が漂い、魚たちも身を硬くして水中に潜んでいる。今日は彼がやって来ていないらしく、ウグイものびのびと顔をのぞかせた。

川の上 蓑虫のふわり さがりけり川の上 蓑虫のふわり さがりけり

一昔前までどこにでも居た蓑虫であるが、最近は山の中に行かねば見る事が出来ない。街中では植栽に対する消毒が行き届き、住めなくなったのか。彼にとってけして安全な場所とはいえないが、それでものんきそうにふわふわと漂っている。

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Nature5:自然 真冬

真冬の風景

aDSC_0041.JPG真冬の風景
福岡は九州の中でも日本海側気候の影響を強く受けている。冬は北西の季節風が吹くため体感温度は低い。曇りの日が多く日照時間も少ない。
俗に言う裏日本気候そのものである。

Nature4:自然 春

春の風景

さくら.jpgの風景
平安時代以降、日本ではさくらが花の代名詞である。
固有種・交配種を含め600種以上の品種が自生していると言われ、明治期以降は江戸期に開発されたソメイヨシノがその代表格となっている。

Nature3:自然 真冬

真冬の風景

2DSC_0020.jpg真冬の風景
草千里は現在も噴火を続けている中岳に続く道路沿いに広がる草原で草千里ヶ浜とも呼ばれ、阿蘇五岳の内烏帽子岳の側火山として活動した千里ヶ浜火山の火口跡である。
千里ヶ浜は浅い二重の火口で直径およそ1Km。
内側の火口は草千里の東側凹地で、南北に500m、東西に250mの楕円形をしている。
中央の小高い丘は、「駒立」といい、内側火口の縁の一部とされている。

Nature2:自然 秋

秋の風景

SH-Afternoon.jpg秋の風景
北海道千歳市支笏湖温泉、日本最北の不凍湖として知られるこの湖は田沢湖に次いで2番目の水深、屈斜路湖に次いで2番目の面積のカルデラ湖である。
秋には付近一帯ブナ、カエデなど紅葉する樹木に恵まれ非常に美しい。

Nature1:自然 晩夏

晩夏

aDSC_0062.jpg晩夏の風景
犬鳴川は、福岡県の大河遠賀川水系の九つある支流の一つで、全長20Kmほどの小さな川である。
15年ほど前、犬鳴川の源流にダムが造られ、もともと水量も多くなかった川であったが、以後一層水嵩が減ってしまった。
それでも、川の中流域には温泉が湧き、博多の奥座敷と言う触れ込みで、旅館が数件営まれている。
小さなその川は、人々の生活を支え、同時に、流域に生息する様々な生き物の、命をも育んで流れている。