Existence 2 of Spelt with Camera

Existence:営み

1万年前の縄文期以来、営々と受け継がれてきた人々の暮らし。
人は誰かの世話にならずに生きる事は出来ない。まず、生まれる事も出来なかった。 
この世界のすべてが相互関連の中で成り立っている。

函館

函館/ 函館港

函館の晩秋は寒い。ここは室町時代から開かれた街で当初箱館と呼ばれていたと言う。
函館港は天然の良港で、安政6年(1859年)日米通商友好条約により、横浜・長崎と共に日本で最初の貿易港となった。

寒い戸外に立って、暖かそうな室内を眺めると図らずも感傷に浸ってしまう。
そのような性格を自然に受け止めよう、と思うようになった。

たまゆらの 闇に潜めし 暖かさたまゆらの 闇に潜めし 暖かさ

岩手/ 盛岡

盛岡市内の材木町。
雪は降らないがかなり寒い。ここは宮沢賢治に因んだモニュメントがあちこちに置かれている。
その賢治自身の像も闇に紛れるように腰掛けていて、軽く握った左手で子ネズミを暖めている様子だった。

品書きに 無いモズク酢で 暖まる品書きに 無いモズク酢で 暖まる

熊本/ 牛深

寒い午後、牛深港から船で鹿児島蔵之元港へ渡ろうと船待ちをした。閑散としたレストランで熱燗を頼んだが人肌だった。メニューが貧弱で肴になりそうなものは何もない。
女性が申し訳なさそうに品書きにないモズクを出してくれた。その好意で暖かくなった。

冬ごもり 必ず春は やってくる冬ごもり 必ず春は やってくる

博多/ web

事業に失敗し多くの方にご迷惑をかけた。今でもお付き合いできている方もあれば、そうでない方も。ここ数年音信不通となった当時の恩人のホームページを検索すると
「Don't disturb!」
名前検索の結果リストにも訴追を受けている様子が。

秋霖を まといし我が子 野辺に立つ秋霖を まといし我が子 野辺に立つ

大分/ 湯布院

晩秋の野辺に小さな子供を抱えた母親の像が降り続く雨に濡れそぼり佇んで、その背後には観音菩薩が静かに立っている。雑草に半ば埋もれるように。
撮影したときには特段の感慨はなかったのだが、深い思いに駆られる一枚となった。

カシミアの ジャケット似合う クリスマスカシミアの ジャケット似合う クリスマス

博多/ キャナルシティ

中洲は文字通り博多の中心を流れる那珂川の中州にある。そのそばにあった工場跡地を利用してキャナルシティは創られた。キャナル(運河)というよりキャニオン(渓谷)といった方が良さそうなほどビルが迫っていて、そこでは毎日現代風縁日が繰り広げられている。冬が近づくと一気にクリスマスムードに包まれる。

秋の炉に 懐かしさのみ 見つけたり秋の炉に 懐かしさのみ 見つけたり

北海道/ HOTEL NIDOM

各部屋にはそれぞれ薪ストーブが備えられていて、乾いた薪も積み上げられている。火をつけると勢いよく炎をあげた。薪の炎はそれを眺める人の記憶を呼び覚ます。けして将来に思いを馳せることなく、必ず遡って過去を思い起こさせるのだ。

Existence7:営み 仕事

仕事

aDSC_0122spelt.jpg山形県
山形県は西を日本海に酒田で接し、北に秋田、東に宮城、南を福島、南西に新潟と接していて、ほとんどが山岳(75%)で構成される山国である。

Existence6:営み 神話

神話

DSC_0086a.jpg高千穂
高千穂にはおよそ30年前に訪れて以来である。
当時3歳だった長女は、今年4歳と1歳半の2児の母になっている。
途中、車酔いで休んだ山中では栗の実を拾った。
彼女は私たちと一緒に、旅行者向け夜神楽を恐がりもせず、しかも興味深く見守ったのだった。

Existence5:営み 戦

Mikasa.jpg104年前 戦があった
去る104年前の5月末、博多の北方海上にて国家の存亡を賭けた戦闘がなされた。
この戦いに敗れれば、日本はロシアの属領になる恐れが濃厚であった。
日本海海戦である。

Existence4:営み 春

さくら通り.jpg春の風景
今年の春は桜の開花が早かった。
裏通りの桜並木も早々と満開になってしまい、入学式には間に合いそうもない気配だった。

Existence3:営み およそ冬

およそ冬

DSC_0043.jpg冬の風景
小樽は函館に次いで古くから開かれた港町である。
明治・大正と樺太や欧米航路として、又ニシン漁の基地として栄えた。
現在でも当時のルネッサンス様式の建物が数多く残されており、オルゴールや吹きガラスの工房が多く、整備された運河と相まってレトロな街となっている。

Existence2:営み 晩秋

晩秋

DSC_0167.JPG晩秋の風景
函館の晩秋は寒い。
ここは室町時代から開かれた街で、当初箱館と呼ばれていたようである。函館港は天然の良港で、安政6年(1859年)日米通商友好条約により、横浜・長崎と共に日本で最初の貿易港となった。

Existence1:営み 秋

IMGP0020.JPG秋の風景
盛岡市内の西側を流れる北上川と、南東側を流れる中津川を天然の外堀として南部信直により築城された盛岡城は別名「不来方城(こずかたじょう)」と呼ばれている。
白い石垣は見事な花崗岩で、土塁を中心とした東北地方の城郭の中では珍しい存在であるらしい。
現在の盛岡城址には(愛称「盛岡城跡公園」)この城をこよなく愛した当地出身の宮沢賢治の詩碑や、石川啄木の歌碑などが点在する。