

我が家のネコ科動物-Ran-
イエネコ
我が家のネコ科動物の名はランと言う。 彼は平成11年秋の小雨が降る少し寒い夜、次女に抱かれて我が家へ来た。
本通りから1本入った裏通りの真ん中でポツンと座っていたと言う。 本通りには同じガラの子猫の死骸もあって、同時に数匹捨てられていた様子。
我が家はマンションなので犬猫は飼えないキマリになっている。 一所懸命皆で手分けして里親を捜し、ようやく見つけることが出来た。
明日は引き取られて行くという日の夕方、当時健在だった家内の父がポツりと「寂しくなるなぁ」と漏らした。 それまで頑なに飼うのを反対していた私も、昼間一人で部屋の中にいる義父の事を思うと、コイツはネコじゃない、じいさんの知人だ。 従って同居しても問題ない。 と、考える事にした。
まぁルールなんて適当でイッカ、て事でイエネコとして今日に至っているのである。
宗旨替え
昔、 犬が好きでネコは嫌いだった。
けして人間に慣れず、人との距離を常に一定に保とうとする彼等の性格は自己中心的。 私は犬を数多く飼ったが、すべて捨て犬を拾ってきて育てた。 捨てられた彼等を見ると、そのままにしておけなかったのだ。
ただし、大半の世話は私の母が行ったのであったが。 亡き母に感謝。
そして、そんなわたしの血をひいた娘たちは何匹も動物を拾ってきた。
しかもネコばかり。
我が家にはルールがあって、拾ってきても良いが滞在期間は2週間以内、その間に里親探しをする。 期間が過ぎると有無を言わさず動物管理センター行きにする(つまり処分する)、と言うもの。
多くの子猫たちの嫁入り先、婿入り先を捜した。 が、最後には里親の種も尽きてしまった。 期限までに里親が探せず、とうとう動物管理センターへ連れて行く羽目に陥った。 当然娘達は泣きながら置いてくれと頼んでいたが、ルールは絶対である。 こちらだって気持ちの良いものではない。 連れて行きながら、今度生まれてくるときは人になれよ、と祈った。
その後がこのランだった。 そんなこんなで、思い切ってネコ好きに宗旨替えをする事にした。



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