草千里 / 熊本・阿蘇
阿蘇の草千里
阿蘇は湧き水が豊富で外輪山内部は平坦な地形が続いているため、農業生産に適しており、古くから人が住み、集落を形成していた。
7世紀の中国の歴史書『隋書』にも「阿蘇山」の名が出てくるようで、火を噴き上げる山として知られていたと思われる。
太平洋気候に属するが、山は夏涼しく、冬は厳寒となる。例年、冬の訪れが早く11月初頭から中旬頃に初雪を観測することが多く、12月に入ると本格的な冬を迎える。
草千里は現在も噴火を続けている中岳に続く道路沿いに広がる草原で草千里ヶ浜とも呼ばれ、阿蘇五岳の内烏帽子岳の側火山として活動した千里ヶ浜火山の火口跡である。
千里ヶ浜は浅い二重の火口で直径およそ1Km。
内側の火口は草千里の東側凹地で、南北に500m、東西に250mの楕円形をしている。
中央の小高い丘は、「駒立」といい、内側火口の縁の一部とされている。
地形は30数万年~9万年前に形成されて以来ほとんど変わっていないのであるが、一瞬として同じ風景は現れない。
光の具合、雲の形、風の向き、気温など、千変万化してとどまらないのである。

福岡/犬鳴の里
福岡県福岡市の東部、犬鳴峠を越えるとダムがあり、そこから少し下ると小さな集落がある。
温泉も湧いており時期によっては多少賑わっている。
冬には犬鳴川の川面との温度差で霧が発生し、雲海の底に沈む事もあるのだが、
今日は、年に数回の雪に見舞われすっかり雪化粧をしている。
九州でもここ北部九州では、山間部の気候はくっきりとした季節差があり、特に冬は寒い。
福岡との間はJRのバスが繋いでいるが、冬季にはしばしば閉ざされると聞く。
博多の東、筑豊との境に、犬鳴峠はある。標高500~600mであるが、勾配がきつく、山は深い。冬季には雪に閉ざされることもしばしばだ。
折しも、JR九州の路線バスRED・Liner(通称赤バス)がローギアーで峠越えをしていた。
北部九州のMajor・Linerは西鉄バス。辺境部を走る彼ら赤バスの乗客は、いつも少人数の老人と子供である。








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